天帝のみぎわなる鳳翔 古野まほろ

別のシリーズ(?)を始めたので続きは出ないのかと思っていましたが、相変わらずの厚さで出てくれて一安心。

シリーズ4作目となる今回は空母内で起こる事件を追うことになった主人公がさらなる陰謀に巻き込まれていくというストーリー。雰囲気的には2作目と似ているかな。「はふう」とか「うげら」とかのまほろ語も健在ですよ。

基本スタンスは1作目からあまり変わっていない。出てきた手がかりから命題が与えられ、「毒入りチョコレート事件」のように各人が推理していくなかで、命題から公理が導き出される。最終的にそれらの公理から真犯人が判明するのだけれども、この流れが大変美しくて好き。他にも、厚さを生かしていくつもの伏線が次々と解体させられていく様は他の作品ではなかなか味わえない楽しさがある。

まあ究極的には前作ではあまり印象になかったラスボスが今回大活躍で大変満足です。

天帝のみぎわなる鳳翔 (講談社ノベルス)
古野 まほろ
講談社
売り上げランキング: 209983
おすすめ度の平均: 4.0

4 出来はまあまあ。