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Every rule has its exception.

Archive for the Reading Category

数学ガール ゲーデルの不完全性定理/乱択アルゴリズム 結城 浩


数学ガール、シリーズ第3弾は「ゲーテルの不完全性定理」を扱ったもので、第4弾は「乱択アルゴリズム」を扱ったもの。
分野的に興味があるのは「乱択アルゴリズム」のほうだったので、こちらを先に呼んでいたのだけれども、アルゴリズムを扱った分野だからか、シリーズ中一番簡単で手軽に読める本だった。確率、アルゴリズム、計算量、、、それらをつなげて乱択アルゴリズムに持っていく構成が分かりやすい。
この本ではじめて知ったのだけれども、乱択アルゴリズムとは、言葉のとおり乱数をアルゴリズムの中に組み込んだもの。本の例でいえばクイックソートの平均計算量はO(n log n)、最悪の場合(ソート済みの配列にクイックソートを適用するとき)はO(n^2)となるのだけれども、乱択アルゴリズムを採用することで、どんな入力に対しても期待値がO(n log n)になる。これを計算で導き出すのが面白かった。
計算量に関しては今まで知識のみでリニアサーチがO(n)みたいな話は知っていたけど、なぜそうなのかというのは導き出したことがない、まさにこの本に出てくるリサのような人間だったので自分で考えながら読んでいくのが楽しかった。

数学ガール/乱択アルゴリズム
結城 浩
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その一方で「ゲーテルの不完全性定理」のほうは難しくて読むのがキツかった。一応構成としては一歩ずつ処理を進めていくのだけれども、「数学を数学する」内容がなかなか頭に入ってこず。もう一回読み返さないとダメかなー。

数学ガール/ゲーデルの不完全性定理
結城 浩
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隻眼の少女 麻耶 雄嵩


名探偵だった母のあとを継いだ隻眼の少女が古くからの伝統が残る一家で起こった連続殺人の解決に乗り出す。

あらすじだけを見ると、古いフォーマットに美少女探偵を足してみただけの作品になっており、帯なんかもそのような感じになっているけれども、「翼ある闇」「夏と冬の奏鳴曲」などの作品を発表してきた著者らしく、最後に明らかとなる事件の構造には非常に驚かされた。
古いフォーマットを下敷きにしたうえで、それを完全に上回る衝撃。名探偵の苦悩が書かれている作品は好きなのだけれども、よい意味で裏切られた。
ラストがすっきりしていたので逆にこれでいいのかとも思ったり。

隻眼の少女
隻眼の少女
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麻耶 雄嵩
文藝春秋
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おすすめ度の平均: 4.0

2 虚心坦懐に見よ。つまらん作品だ。
5 21世紀版「翼ある闇」にして、著者の到達点。
5 異常な作品
5 麻耶雄嵩の傑作、再び。


ふたりの距離の概算 米澤穂信


古典部シリーズ第5弾。

古典部メンバーは2年生に進級。そこに新入生の女子生徒が1人入部することになった。しかし、仮入部期限の直前になって突然入部の辞退が告げられる。マラソン大会20キロの長距離を走る傍ら、メンバーに聞き込みを行って、彼女の心境の変化の謎を探っていく。

ネタバレあります。

中心となっているのは新入部員の話なのだけれども、そのほかの所では、2年生になった古典部メンバー、ホータローと千反田、里志と摩耶花の関係に大きな変化が見られた話。

「クドリャフカの順番」と同じくイベント中に問題を解決するという構成で、残り20キロからなる距離で、聞き込みを行いつつ走ることになるのだけれども、どうにもマラソン大会の必要があったのかは微妙なところ。「クドリャフカの順番」の後だと、作られた舞台という印象が強くて、、、

謎を解くロジック自体はそんなに悪くはなく、結末の後味の苦さはらしいところではあるのだけれども、結果的に新入生が入らなかったのは今後不安な感じ。4人の関係性が固まってきてしまって閉鎖的な印象になってきているから、次はまた少し引っ掻き回してもらいたいところ。

ふたりの距離の概算
ふたりの距離の概算
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米澤 穂信
角川書店(角川グループパブリッシング)
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おすすめ度の平均: 3.5

4 原点回帰
4 期待すればこそ
4 ん〜…
3 正直に言って、
3 予想通り,期待は満たされなかった