隻眼の少女 麻耶 雄嵩

名探偵だった母のあとを継いだ隻眼の少女が古くからの伝統が残る一家で起こった連続殺人の解決に乗り出す。

あらすじだけを見ると、古いフォーマットに美少女探偵を足してみただけの作品になっており、帯なんかもそのような感じになっているけれども、「翼ある闇」「夏と冬の奏鳴曲」などの作品を発表してきた著者らしく、最後に明らかとなる事件の構造には非常に驚かされた。
古いフォーマットを下敷きにしたうえで、それを完全に上回る衝撃。名探偵の苦悩が書かれている作品は好きなのだけれども、よい意味で裏切られた。
ラストがすっきりしていたので逆にこれでいいのかとも思ったり。

隻眼の少女
隻眼の少女

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麻耶 雄嵩
文藝春秋
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おすすめ度の平均: 4.0

2 虚心坦懐に見よ。つまらん作品だ。
5 21世紀版「翼ある闇」にして、著者の到達点。
5 異常な作品
5 麻耶雄嵩の傑作、再び。

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