ふたりの距離の概算 米澤穂信

古典部シリーズ第5弾。

古典部メンバーは2年生に進級。そこに新入生の女子生徒が1人入部することになった。しかし、仮入部期限の直前になって突然入部の辞退が告げられる。マラソン大会20キロの長距離を走る傍ら、メンバーに聞き込みを行って、彼女の心境の変化の謎を探っていく。

ネタバレあります。

中心となっているのは新入部員の話なのだけれども、そのほかの所では、2年生になった古典部メンバー、ホータローと千反田、里志と摩耶花の関係に大きな変化が見られた話。

「クドリャフカの順番」と同じくイベント中に問題を解決するという構成で、残り20キロからなる距離で、聞き込みを行いつつ走ることになるのだけれども、どうにもマラソン大会の必要があったのかは微妙なところ。「クドリャフカの順番」の後だと、作られた舞台という印象が強くて、、、

謎を解くロジック自体はそんなに悪くはなく、結末の後味の苦さはらしいところではあるのだけれども、結果的に新入生が入らなかったのは今後不安な感じ。4人の関係性が固まってきてしまって閉鎖的な印象になってきているから、次はまた少し引っ掻き回してもらいたいところ。

ふたりの距離の概算
ふたりの距離の概算

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米澤 穂信
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4 原点回帰
4 期待すればこそ
4 ん〜…
3 正直に言って、
3 予想通り,期待は満たされなかった

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