沈黙のフライバイ 野尻抱介

5つの短編を収録したSF作品集。解説を読んだら意外と古い作品が多かったけど、あまり古さを感じずに楽しめた。

  • 沈黙のフライバイ
  • 異性人とのファーストコンタクトを描いた表題作。今までに見たことのないファーストコンタクトの表現で、地味ではあるが面白かった。

  • 轍の先にあるもの
  • NEARシューメーカーがエロスに降下中に撮影した画像に映っていた轍を追い求めた話。一枚の写真からここまで話が膨らませられるのが流石。

  • 片道切符
  • 火星に向かう船の中で帰還船が爆破され、乗組員は行くか、戻るかの決断を迫られる。テロがテーマになっていて、登場人物たちは明るいが結構重い話。

  • ゆりかごから墓場まで
  • 全身を機密服で覆い、排泄物や息まで完全にリサイクルするスーツが実用化された世界の話。話としての膨らませ方が弱い感じ。

  • 大風呂敷と蜘蛛の糸
  • 発射位置そのものを上げて、小型ロケットで宇宙を目指そうという話。凧で中間圏有人飛行という設定が面白い。

沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)
野尻 抱介
早川書房
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おすすめ度の平均: 4.5

5 センスあり!
5 天真爛漫SF
5 現実もこう言う世界です
4 手が届きそうな夢
5 心優し、ラララ科学の子

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